Wanpaku Magma's Blog

愛車と写真。たまに仕事の事を綴ります。

11.4 KCBMのまとめ

今回、初めてのメンバーでツーリングしたからいろいろ刺激があった。

 

まずは最新ともいえる2台に乗って実際に走行できたこと。

前回の記事でも少し触れたけど、H2SX SE、これの足回りは素晴らしかった。吸い付くような足回り。これに尽きた。ギャップ入力からの吸収は素晴らしいものを感じた。

ドンと吸収してピタッとおさまる。安定感抜群。かといって我が愛機がボヨンボヨンしているわけでもなかった。不思議だ。また、カウルによる風防効果も素晴らしいね。あれなら疲労少なくロングがこなせるよな。

Ninja1000SX、こちらも安定してて乗りやすかった。街中をグルグル回っただけなので、いろいろ試すことはできなかったけど。交差点など、旋回を始めるのがとてもラク

2台ともブン回せてないのでいったいどんな加速を見せてくれるのかはわからないけど、Ninja1000でさえ愛機より40馬力以上パワーは上回っている。そしてトラコンなどの電子制御。より安全にパワーをだせるのかなー。とくにNinja1000は価格も、パッケージも私向き。ツーリングに特化している。特にきれいに収まるパニアは本当に魅力的。これでツーリングに出かけたらどんなに快適だろう。

 

どちらもカワサキの最新といってもいいモデル。現代の技術が盛り込まれた一流のメーカーのバイク。素晴らしかった。

素晴らしかったのだけれど…

いざ自分の愛機XJR1300に改めて乗ってみると…

クラッチをつないだ直後のトルク感。容赦なくぶち当たる空気の壁。手首の動きとシンクロするエンジンの回転。各操作で感じる重さ。そのすべてが刺激的で。

最新の技術で形成され、最新のデバイス武装されたマシンは確かに素晴らしかった。

きっといまの愛機より楽に安全に長距離を走ることができるでしょう。ただそれは、刺激がないからです。刺激を受けないライダーは疲労を抑えられる。気持ちいい刺激だろうが不快な刺激であろうがそれは肉体的疲労となってライダーを襲う。全部が抑えられてるの最新マシン。ライダーへの刺激は良くも悪くも抑えられていて。それに対して愛機はインジェクションでもなければABSも無し。トラコンも無し。ブレーキングに関しては右手の人差し指と中指の微妙な感覚に頼り、右足の親指の感覚に頼る。立ち上がりでは腰の感覚と右手の捻り具合の感覚を研ぎ澄ませて最大限の加速を得ようとする。いろんな感覚を総動員して、私も愛機も一生懸命頑張って走る。冬の朝なんてエンジンかけてから目覚めるのにしばらくかかるし。渋滞にはまれば油温計と睨めっこ。エンジン止めたり、クーリング走行に徹したり(笑)

まあ手がかかるんだけども…。

 

今回、最新のバイクに乗ってみて、改めて自分の愛機の方ががいいな‥と思うとは、正直想像していなかった。

乗る前の自分自身の予想としては、やっぱ最新のはいいな、乗り換えたいな、とか思ってしまうのだろう、と。それが、まさかのまさか。親ばかなのかと思うぐらい、やっぱこっちがいいなーとなるとは(笑)

 

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手が掛かるしエンジンの塗装は剥げてきてるし、だんだんと年老いてきていると感じる部分は多々あれど、結局は我が愛機、空冷4発キャブレターなごきげんマシンが好きみたいだ‥