Wanpaku Magma's Blog

愛車と写真。たまに仕事の事を綴ります。

7.17-7.18 飯坂温泉1泊ソロツー 飯坂の夜

ホテルに到着。温泉旅館だ。

入口に俺の名前が他のお客様の名前も。テレビドラマとかで昔こういうの見た気がする。でも現実ではしばらく見ていなかったような。プライバシーとか個人情報とかあるじゃんね。大丈夫なのかな。部屋に通されると、部屋にも名前が書かれた紙が…。

 

部屋は普通の温泉旅館。畳の部屋は久しぶり。座卓があって座布団があって…。

とりあえず装備を外して荷物を解いて、エアコン強めにして体を冷やす。

とりあえず温泉に入ってみるか。ということで階段を下りて大浴場へ。天井が高くひろーい浴場の真ん中に円形の湯舟。汗を流して湯舟へ…。えぇぇぇー!!あっつい(笑)本当に笑えるぐらい熱い!!!なんだこれ!素っ裸で中腰のまま動けねえwwwうわぁぁぁぁぁー。となっていたところ、脱衣所に誰かが入ってきた!客か!?こんな無様な格好みせられっかよ!と、気合で湯に浸かる(笑)お…おぉぉ…。浸かってしまえばなんということはない…熱いけど。5分、いや…3分ぐらいで湯から上がり洗い場へ。ほんとにとんでもない熱さだった(笑)

部屋へ戻り、涼みながら周辺の飲食店を調べる。飲み屋が少ない。しかもまだあいていない。昼飯を食っていない為、とてもお腹が空いた。ホテル前にコンビニ。行くか。。。と、外を見ると雨が降っている。あー、もう少し遅かったら降られてたんだろうな。コンビニで食事と飲み物を。満腹になり、すこし居眠りをしてしまう。

ちょうどいい頃合いの時間に目覚め、目星をつけた飲み屋へ歩く。坂ばっかりじゃねーかよ‥途中足をつる(笑)やっとの思いでお目当ての居酒屋へ到着するも、無情の満席。数件回って薄暗い超ローカルな飲み屋へ。中に入ると‥刺さるような視線(笑)誰だあんた?まるで宇宙人でもみるような、店中の熱い視線が集中する。これこれwこの視線が溜まらんのよ(笑)と思いつつ、カウンターにいるママと思われるおばちゃんに空いているか尋ねると、慌てた様子で席を用意してくれる。若干感じが悪いなと思ったが、もうこちらは歩く体力は残っておらず、ここで居酒屋探索は終わりにしたいわけで。やっとのことでカウンターの一角を得ることが出来た!生ください!もー喉がカラカラ。軽くあけてもう一杯ください。また飲み干してもう一杯ください(笑)ママも、奥にいたマスターもなんだこいつは、といった表情。さて、落ち着いたところで何をつまもうかなー。と壁に貼ってあるお品書きをみていると、お通しがきて、更に頼んでもいないつまみが出てくる。ここで出てきたサバの味噌煮が、うまかった。半身じゃなくて、サバ缶みたいな切り方で、骨までいけちゃう、味も濃い目だったけど、しつこく無くて…。今まで食ったみそ煮で一番うまかった。ビールやらハイボールやら気分良くがぶ飲みして、やー気持ちよくなってきたなーというところで、マスターから話しかけられ、ママとも話し、そしてお客さん達ともお話を始めて。やっと受け入れられた感じで和やかに楽しく酒が進んでいった。マスター、ママ、そしてお客さんと、会ってから30分も経ってないのに冗談を言い合い笑い合ってる。これ、1人でローカルな居酒屋に行く理由。素性がわからない相手と話して笑い合う。少し探りながら、話を重ねていく‥これが、本当に楽しい。誰かと一緒に行くとこうはならない。

という事で、1件目終わり。来た時とは打って変わって暖かく見送ってもらう(笑)また来いよ!って言うマスターの言葉が嬉しかったな。

だいぶ歩いてきたからホテルまで遠いのなんのって。しかも酔ってるし。ホテルまで来て‥腹減ったな。飲みに出かける前に調べた感じだと、最寄りの飲食店は寿司屋。レビューがいまいちだったけど、とりあえず行ってみると、メニューが店先にある。そんな高くないな。って事で突入する。またもや刺さるような視線。カウンターへ通される。隣には小綺麗なおっさん。他、年寄り。だいぶ平均年齢が高い‥

とりあえず生を大将に頼む。刺身食いたい。と言う事で刺し盛りを頼む。

すると隣の小綺麗なおっさんから話しかけられる。

 

今日はこの辺で何かあるの?なんか若い人が結構いるんだよね!と。さっきも若い人が来ててさ!こんな年寄りしかいない店に(笑)と‥。

 

どうなんですかね?私はちょっと存じ上げないのですが‥みたいな返事を‥と、そんな感じで話していると。おっさんの手元にに目をやると、マスクが。赤いマスク。ん?オイルのメーカーのロゴだ。車好きなのかな?バイクかな?なんて思っていると、このメーカー知ってる?と。知ってますよ、オイルのメーカーさんですよね!と。あー知ってるの?俺ここの社長!

 

えええええええええ!?

 

こんな事ってあるんだ!

俺も自己紹介、仕事の内容を話し、会社名を明かす。

がっつり同じ業界という事で話が弾む弾む!

いつのまにか、お前と呼ばれて、それがなんだか自然で、心地よく感じた。社長のいろいろな考え、スタンス。いろいろ話してくれた。共感できることばかり。こういう社長もいるんだ‥勉強になるなあ。大将もどうしたどうした?とばかりに話しかけてくる。なんでいきなり来た訳の分からない大男が、初対面相手に盛り上がってんだ?といった言った具合だろう。働く業界が一緒でさあと話して今度は大将も一緒に3人で話す。寿司屋なのに誰も握りを頼まねーとか。ステーキがうまいぞとか(笑)ツッコミどころ満載のお店で笑っぱなし!楽しいー!と思いながら、なんで充実してんだよ今夜はと冷静に受け止めてる自分もいて。名刺をいただき、こっちは持っておらず、メモに会社名、会社の番号、俺の番号と書かされる。ボトルまで飲ませてもらってしまい、嬉しいことだらけ。そんなとこで、社長が帰ると。またこの地へツーリングにきなさい。ホテルはここと、指定される(笑)

社長が帰られた後は、大将と話す。社長は月の半分ぐらいここにいるらしい。海外やら全国を飛び回っているそうで、この地で疲れを癒してるとのこと。

本当にいい話をしてもらってありがたかったとか、大将ともいろいろ話すことができた。俺もそろそろ会計で。と。ちょっと待って。このボトル、お礼の印に社長に置いていきたいなと思って、値段を聞くとそこまで高くないな。って事で入れてもらう。瓶に俺の手書きでサインとお礼の言葉を。ありがとうございました、社長!

会計を済ませて帰ろうとすると、大将が出てきてくれて、バイク、気をつけろよな、飛ばすなよ?本当によ。と、やけに心配してくれた。肩を叩きながら見送ってくれた。

 

なんていい夜だったんだろう。

ありがたいことばかり。珍しくメンタル凹んでたから余計にそう感じたのだろうか。

またここにこよう?そう思える飯坂の夜だった。