ローン・サバイバー
4人の勇敢なシールズの映画。実話。
アフガン山岳地帯の偵察任務中の際の、とある決断を発端にタリバンに追いかけ回され、命からがら逃げていく…という、とんでもなく緊張感のある映画。
4人が3人…
3人が2人…
2人が…
1人…
観ているこちらまで緊張してしまうような臨場感…
絶対に経験したくないであろうシーンの連続。
逃げ惑う主人公マーカスが、とある現地の村人に救われる。見た目はタリバンと変わらず…
アメリカ人を助けると、タリバンから報復を受ける場面が冒頭にあり、なぜ助けるのかその時点では謎。ただ、言葉は分からないが、助けるんだ!と言っている人と、なにしてんだおめー!と、揉めている場面もあり、やっぱり報復を恐れている人もいるよう。助けるんだ!側の人が、マーカスのメモをアメリカ基地へ届けることになったが、まさかの徒歩!
そうこうしているうちに…その村は報復を受けることに。
あー。もうダメだ。マーカスも村人もやららちまう…となったところで、ギリギリのところで部隊が現着。圧倒的火力により制圧。
マーカス救出。といったラスト。
ホッとして、あーよかった。となる訳だが。
なぜ報復のリスクがあるのに、あの村人は助けたのか…
その答えはラストのラストで明かされる。
2000年も前からの掟。
敵から逃げる者は助ける
というもの。
掟に従い、あの村人はマーカスを助けたのか。
犠牲を覚悟の上で、全くの他人を。
エンドロールの最中、2000年ごろにマーカスはその村人に実際に会いにいってる様子が映された。
今もその村人たちはタリバンと戦っていると。
いま、2019年。あの村人の中にいた少年は大人になっているのだろうか…生きているのだろうか。
リアルに、本当にリアルに現在まで続いているということを知らしめるラストに、この映画の生々しさを感じた。
今まで、実話を基に再現された戦争映画を何本も観たが、ここまでリアルな映画はそうそう無いのではと思う。
今日のお話はここまで。