Wanpaku Magma's Blog

愛車と写真。たまに仕事の事を綴ります。

4.26 志賀草津道路

今回は志賀草津道路、雪の回廊を目指しツーリングしてきました。

 

関越の上里SAに集合。朝飯を食って出発。

そこから上信越道、松井田妙義で降りて、碓氷峠の旧道へ。

今回はハヤブサ、CB1100とXJR1300の3台で。この日の天候、午後から埼玉は雨予報。絶対にマシンを汚したくないハヤブサは、碓井峠を越えて軽井沢で折り返すとのこと(笑)いいだしっぺなんですけどね、今回のこのツーリングの。

結果的に、来たらよかったのにね、とはなったけど、その時点では知る由もなく。残念ながらお別れ。

2台で向かう事となる。

向かっている途中、シールドにやたら虫がつくなと思っていたら、なんと雨粒(笑)ついに来たかと落胆しかけたところ、対向車もワイパーは動かしてはなく、車体も濡れてはいないようにみえる。ただの通り雨のようで、車体も体も路面もまったく濡れず。いやーよかったよかった!

高原に近づくにつれて、どんどん気温は低下。普通に寒い。曇っているため余計に寒い。冬時期にバイクに乗っているような感覚になる。硫黄の臭いもどんどん強くなり、刺激臭と言えるレベルで鼻が痛くなるゾーンもあった。ありゃ体に悪そうだ。以前ハヤブサの彼がドラスタ400の時に来た通行止め地点、今回は通行可能。ここからは未知の領域。一段と気温は低くなる。ここから先の景色は、以前走った福島の磐梯吾妻スカイラインに似ている。この時点で気温は10度以下…。寒い(笑)

徐々に路肩に残雪が見え始めて、さながら景色は冬のように見えてくる。さっきまでの春っぽいのはどこへやら。志賀草津道路も数日前に開通して、今日が開通後最初の日曜。クルマも多い。当然ゆっくりなペースとなるが、急ぐ道でもないよねとインカムで話していると、強引に追い抜きをかけてかけてくるバイクの音。いるんだよな、ああいう馬鹿が。何を急いでるのか。ここはそういう道じゃないから。

のろのろと進んでいる中、標高が上がるにつれて我がマシンの調子がおかしくなってきた…。ふけない。いったん回しちゃえば問題ないけど、アクセルのタイミングでいつも通りふけない…標高が高いが故の気圧、酸素濃度の変化でキャブレター制御では対応しきれないんだな。本当にこういうことが起こるんだなって知ることができた。苦しかったんだろうちゃんペケ。かわいそうに。しかも燃料も乏しい‥止まっちゃったらかからなくなったりしないよね?そんなところで工事の信号が!なんとこの不調の中停止することに‥発信の時にアクセル煽ると‥フケない‥焦って大きく開けたら、エンスト😅

慌ててセル回して、エンジンスタートは問題なし。ほっとしたけどレスポンスが著しく低下して、1テンポ2テンポ遅れて回転が上がるため、ほんとに発進しづらい…。万能じゃないアナログな部分が丸見えになった感じがして、改めてキャブレターマシンに乗っていることを実感する。空気が薄い状態だから、燃料が濃い状態だったのかな。でも、走り出せば問題なしだった。

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雪の回廊

そして、雪の回廊。

この道で路駐渋滞が発生してしまっている。

そそくさと1枚撮影。さっさとバイクを動かす。相変わらずエンジン不調(笑)頑張って発進する。

その後進んでいくと、今度は遠くのほうに雲海がみえた。これには感動。

初めてみた雲海。

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少し遠いけど雲海

雲の中から山のてっぺんが見える。それが見えるってことは、雲の上から見てるってこと。改めて日本一標高が高い国道だということを実感した瞬間でした。2,000mぐらい。ここは風も強くて、もう極寒といっても過言ではないレベル(笑)もっと雲海が見える場所もあったけど、止まれるような場所でもなく。ただ、目に映った景色は本当に壮大で、感動でした。

その後、春スキーのゲレンデを見かけたりして、どんどん下っていく。

気温も徐々に上がり始めて、燃料の残がきになるところだがなんとか麓のスタンドまで走り抜けることができた。230キロをリザーブに切り替えず走れたのは今回が初ではなかろうか。

極寒の高原ツーリングも終え、長野県に足を踏み入れた。天候は晴天。

 

ここからは帰路。群馬県吾妻を目指しながら帰ることとなる。