Wanpaku Magma's Blog

愛車と写真。たまに仕事の事を綴ります。

6.19埼玉県西部の峠道散策

6月19日 朝6時ちょいすぎから出発。

 

雨も上がった晴れの日。森林浴にでも行くかなと秩父方面へバイクを走らせる。

 

雨上がりの森林の中の匂いを嗅ぎたくて(笑)

 

R299を中心にそこから分かれている森の中へ突入。

林道の標識があり、ハヤブサで通れるものだろうかとだいぶ不安になる。

ひとたび標識を越えると、深く、薄暗い森の中。途中からダートになったらどうしようとか、転回すら厳しい悪路に遭遇したらどうしようとか。(過去に経験がある)かなりの不安を抱えながら進んでいった。(今思う。やめておけばいいのにって)その時は、走れる道はこの先も続いていて、特に問題なく抜けられるんだと思っていた。

あ、なんか、フリみたいな内容になっていますけど、違うんです。結果から言うと本当に何もなくいろんな支線を抜けることが出来たんです。ヤバそうな林道ってのは入り口の雰囲気で感じたり、何より、入るなとバリケードがあったりするので。クルマの往来がありそうな林道ってのはなんとなくわかるじゃないですか。そんな感じ。

いろんな支線を走って、ハヤブサは林道探索にはあまり適していないなと。走れないことないんだけど、なんだろ。やっぱ低速のターンってのは苦手なのかな。XJR1300のほうがこういう道は得意で、曲がりやすかった。今更思うけど、あいつは結構なコーナリングマシンだったんだろうな、ネットの評判通り。軽やかに曲がってた。バーハンとセパハンの違いとかもあるんだろうね。

また暗ーい峠道に差し掛かり、一段と暗くて、道幅は細くて。岩がごつごつしてて、沢が流れてて、沢には倒木なのか、誰かが掛けた橋のつもりなのか、そんなものがいくつもあり、見渡す限り森。黒に近い茶色の幹。黒と緑の岩岩岩。見上げると緑に輝く木々の葉。でも、その光は地面までは届かず、シールド越しに見える景色は少し不気味にみえるほど。停車して少し周りを見渡してみる。エンジンを止めたその場所は、沢の音、虫の音、鳥の鳴き声、木々が風で揺れる音。いろんな音が聞こえては来るけど、静かだった。岩という岩にはコケがびっしり。様々なグラデーションを奏でている。なんだか、ジブリの世界みたいだった。もののけ姫