Wanpaku Magma's Blog

愛車と写真。たまに仕事の事を綴ります。

8.9 碓氷峠 ハードウェット

この日の目的地は毛無峠

スカーっと晴れた時に鉄塔と、ゲートの前で写真を撮ることが目的。

道すがら、碓氷峠も通って行きましょう。という予定だった。

 

6時出発。東松山から関越。上里で朝食。

上里へ向かう途中、やたら曇っていることに気づく。なんかいつもこの辺曇ってるよね、程度にしか考えてなかった。

上里へ到着。だいぶ雲が厚い。進行方向へ目を向けると、だいぶ暗いね…

ヤフー天気を起動!45分後に雨!!はぁ??

前日寝る前にみたここの情報に雨なんてものは一切なかったのに!!

とりあえず飯を食ってから考えることにする。

食い終わって、さてと…。向かう?帰る?帰ったところで濡れるのは確定。じゃカッパ着ることになるね。どうせ着るなら、向かうか。ということで、カッパを装備。シートバックにもカバーを被せていざ出発。上信越で松井田妙義まで。さてそろそろ碓氷峠だなというところの高架下で止まってみたら、シートバックのカバーが無い(笑)

高速で飛んで行ったんだろうな。中にはカメラがあって、それが濡れてしまうのは非常にまずい。カッパの収納袋へ入れようとするも入らず、被せる形に。なんで飛んでいくんだよ。こういう時の為に、シートバックにはこいつが被せられるぐらいの袋と、ビニール袋は入れておこうと思いました。(勉強になりました)

さあ、碓氷峠へ。普段と違って路面は本当に全面ハードウェット。薄暗く、霧が非常に濃い。霧の中に立っている木々が幻想的にみえた。ライトの光線が霧の粒子に反射して光の柱がヘッドライトから発射されているように見える。

こういう路面状態で、ここまでの峠は走ったことがない。しっかり減速して、急な操作をしなければ絶対に大丈夫なはず。あと落下物に注意して。ラインとマンホールも。自分に言い聞かせながら最初のコーナーに突入。オーバーに言えば恐怖で体が硬くなっている。(簡単にいえばビビッて縮こまってる)ドライの時の体の動きを意識して、1つ1つのコーナーを曲がっていく。だんだんと慣れてきているのが分かる。もう少し。もう少し。フロントで落ち葉やら、小枝やら踏んでしまった時は一瞬ズルっと滑るような感じはしたけど、それ以外では減速→ブレーキ当てながら旋回。という過程では滑るという感覚はなく。ただ、アクセルを開けるタイミングと大きさはドライの時と比べると気を遣わなければならないことが分かった。

体も慣れてきて、どんどんコーナーを曲がっていく。少し深いコーナー。最も車体が倒れているであろうタイミングでアクセルを開けたら。ズっ・・と一瞬スライド。お。滑った。即座に自分の頭の中で分析。(分析ぃ?(笑)8bit程度の脳みそが)なんでいきなり滑った?さっきまでと何が違う?アクセル開けすぎた??が、一番最初に思った事。次もコーナーの角度は違うけど、同じぐらいで開ける。別に平気。うーん。また深めのコーナー。控えめなアクセル開度で…。また滑った!!もしかして、開けるタイミングではなかろうか…。同じような深くコーナーでタイミングを少し遅らせて…。を繰り返していくとズッっていうのは発生しなかった。次は、少し遅らせたタイミングで、もう少しアクセルを開けてみたら…などと、いろいろ試しながら登りきる。シールドの雨粒が邪魔で視界が悪く、さらに霧が濃くて。でも森の中は幻想的な光景で。走りながらどう走らせるか考えを巡らせて。序盤の眼鏡橋は霧に包まれていつもより威厳があったな。こういう顔も見せてくれるんだね。

この碓氷峠区間で、とんでもなく頭を使った気がした。(なんせ8bit)

登り切ったとこで、バイクを停めて、体は木陰に突っ込んでタバコ。

あー、うめえ。雨は相変わらずうっとおしい。しかし、やたらとマフラーから白煙が。水蒸気であろう…。すぐ消えてるから。さて、まだまだ毛無峠までは遠い。軽井沢を越えて雨が強くなってきたうえに気温が低い。20℃という表示!!涼しいを超えて寒い(笑)あートイレに行きたいな、と思っていたところ、道路わきに公衆トイレと休憩スペースを発見。

用を足し、休憩スペースへバイクごと突っ込む。公園とかによくある、屋根があって、テーブル、いすが固定されているスペース。

まあまあ疲れていたので少し休憩。さてこの先どうする。

毛無峠がこの近辺と同じく曇っていたり霧が出ていた場合はいってもダメ。写真が撮れないから。スカーンと晴れているときに行きたいわけなんですよ。

雨雲レーダーによると、もう夕方まで雨。なんか、シラけてしまい引き返す。そもそも昨日のヤフー天気はどういう予報出してんだよ?おかしくね?外れも外れ。意味ねーじゃん、予報の。適当に言っとけばいいのか?所詮予報ですから?そういう事?などとグダグダ考えながらいつの間にか渋滞にはまる。雨の渋滞はイヤだなあ…。結局、碓井峠手前までがっつり渋滞。

渋滞も終えて、コンビニがあったので、立ち寄る。疲れたさすがに。このころはすでに雨もほぼ降っておらず。グローブを外すと、左手の人差し指のこぶし辺りにナメクジが。なんだよこんなの付いてて気持ちわる!と摘まんで取ろうとしたら、取れない?なんだこのチビなめてんの?ってもう少し力入れて外して放り投げた。そしたらそこから血が。なんで血が?ヒルじゃね??生まれて初めてヒルと遭遇。キズは小さいけど血が止まらないなあ。なんか気持ちわりーから絞り出してふき取り、を繰り返して行う。止まらないなあ。なんかそういう毒だしてんじゃね?と思って携帯で調べるとやっぱりそうらしい。いたくないように麻酔して、そこに血が固まらない毒が入ってると。多分あいつグローブの中で1時間半ぐらいずーっと俺の血糖値高い血を飲んでたんだな。ぶん投げたどこ行ったかわかんなかったけど、そんなに膨らんでいるようには見えなかったけどな。コンビニで飯買って雨がやんでいる間に食べて。血は止まらず。別にダラダラでてるわけじゃないので大して気にも留めずだけど、しつこい。

面倒なのでグローブつけて出発。再び碓氷峠。今度は下り。別に大差ない感覚だったけど、減速が間に合わないーっていうのが1回あった。曲がれたから間に合ったわけだけど、対向車いたらだめだねあれ。上りの時は気づいてなかったグレーチングが案外あった。さっきは良く大丈夫だったなあ。下りのほうがラインが乱れた気がする。(何がラインだよへたくそが)

その後、高速で帰ろうかどうしようか悩み、結局高速で。ただ、本庄で降りてそこからは下道。なんで下道?もうすっかり雨も上がって降られる心配が無かったから。
途中、父方祖父の墓参りへ。祖父が亡くなる前はほとんど来たことが無かったので、なんか他所様の墓という気がしてしっくりこない。

そのあとはのどかな農道をさくっと走り抜けて帰宅。

 

ほんと山から下りたら暑いのなんのって。

ほんと暑いの嫌い。