大型自動二輪教習 検定
ついにこの日が来ました。
最終教習からまるまる2週間空けての検定当日。
しかし、前日は高校の部活のOB会。たくさんの先輩がいるなか、私は一番年下。
この歳なので、暴飲を迫られることもありませんが、楽しすぎて自身で暴走した感が否めません。明日は検定だっていうのに・・・。
そんなこんなで検定当日の朝は若干の二日酔い。
睡眠は3時間・・・。目は充血(笑)
非常にまずい状態で教習所へ向かう(笑)
こりゃ、課題のスラローム、平均台、波状路は頑張らないほうがいいな。今日はダメかも。
教習所へ到着し、最初に本館の教室でブリーフィングを行う。見たことが無い教官が現れる。
ここで、本日の検定のコースが発表され、受験番号が伝えられる。
いろいろ説明してくださっているのに、検定のコツみたいなことを教えてくださっているのに・・・・眠い・・・。
本日の受験者は5名。少ない…
私の受験番号は『1』
なんと、トップバッター!!なんてこった。
コース、見返す時間が少ないじゃないか!
やべーよ(笑)
教室から移動して、コースへ。んー寒い。
体操して、メットとグローブ持ってコースへ。
コースに関しては、案外忘れていなかった。
大丈夫、いつも通り。いつも通り。
ただ。風が強い…
以前、少し話したニンジャのあんちゃんが、風に煽られて平均台から落ちたって言ってたな…嫌な予感が…
しかし、こっちは二日酔い。基本的に思考が停止気味。やるだけやって、ダメならダメで仕方ないよね。なんというか、ヤル気がゼロみたいな感覚。
受験番号やらなんやらを、まず検査官に伝えて、試験開始。酒臭いのが指導員にバレないか心配だった。
そして、検定開始。
スタンド払ってから乗車なのに、スタンド払わないで乗車してしまう。ブリーフィングで言ってたのにー(笑)
降りるの?どーする?いいやめんどくせ。そのまま足で払っちゃう(笑)
お手本通りウィンカー出して、後方確認。クラッチ繋いで発進。
クラッチ手前で繋がるなこのマシン。ブレーキのフィーリングなど確認しつつ、半周ぐらいはフリー走行。
2週間ぶりのNC750。勘が戻ったかどうかはわからいまま、1コースを走っていく。
なんだよ。ガチガチじゃねーのオレ
自分で自分が可笑しくなる。
こりゃもうダメかなー。
検定中なのに顔がにやけてしまう(笑)
教習はまだ始まっていないので、だーれもいないコースを走る。教習が始まると、教習生もいっしょに走る事となる。気が散るかも。
当たり前のように、自然に、決められたコースを走ることができる。今日はともかくとして、教習自体は真面目に取り組んでいたので、それが良かったのか、コースを間違えたり、迷ったりすることはなかった。交差点の信号にも一回も捕まることなく、実にスムーズに周ることができる。
一通り周り、不安が残る課題へとバイクを走らせる。
まずは坂道。問題なくクリア。
踏切。クリア。
ここからスタンディングで波状路。
二日酔いのため、バランスが…しっくりこない。
2週間ぶりのバイク。波状路の走らせ方忘れた(笑)
クラッチ切ることもなくそのまま走り抜けてしまう(笑)あまりにも適当!適当すぎるよこれ!
思わずメットの中で笑ってしまう(笑)
次は急制動。ここで一息。指導員が位置につくまで待機。あー。大丈夫かこれ…
合図が出て、スタート。案外きれいに止まる事が出来る。
次、スラローム。スタートの入りが若干狂い、パイロンスレスレで旋回。フラフラしてやばかった。
そして…平均台。この時気付いたが、風が止んでる。指導員が位置につき、スタート!
あー、ヤバそうヤバそう!ヤバイ!
そんなこと考えてたら渡り合える。7秒で(笑)
規定は10秒ですよ!
締めにクランク。
停車位置につけ、降車。
終わりました。
とりあえず、検定終了。
波状路、平均台。適当にすっとばしてしまったが、大丈夫なのだろうか。
大きなミスがないものの、さすがに適当過ぎではなかろうか・・・。
高校、大学と部活でよく言われた、『試合では普段の練習の半分の実力もだせない。』と。
だから試合で結果をだすということは意味があるのだと。
40も手前にしてこんなことを思いだすとは思わなかった(笑)
でも、練習は裏切らない。とも教えられた。
この程度しか走れないぐらいの練習量で、これが私の実力。
あとは結果を待つのみ。
あと4人分の検定を待つ。
もう一人の大型検定だったあんちゃんと話し続ける。
お互い、大型に乗りたくて、同じ内容の教習、同じ環境での検定だったため、話しが合わないはずがない。不安を紛らわすかのように会話が続いた。
そして、本館へ戻り結果発表。
私の受験番号は『1』
結果、全員合格!!
俺おめでとう!
みんなおめでとう!!
みんなほっとした顔をしている。
よかったね!
書類だなんだと、いろいろ渡され、後日、免許センターへ出向くこととなる。
書類を渡してくれた職員の方に最後、呼び止められた。
「中型はどちらでとられましたか?」
「中型もこちらでお世話になりましたよ。」(なんでこんな事きいてくるの?)
「やっぱり!わんぱくさん、見覚えがあったもので!何年か前に通ってくださいましたよね?私、いまは教官はしてないのですが、覚えてますよ!」
「え!そうだったんですか!」
なんていう会話が。酒クセエとか言われるのかと思って、すんごく驚いたのですが、私、そんなに印象的な教習生だったのでしょうか・・・(笑)
何にせよ、無事に合格!
さあ、わんぱく第二章の幕が上がった!
今日のお話はここまで。