2020.2.15 群馬県 永井食堂もつ煮込み定食を食いに行くぞ
この日はどこかツーリングに行こうと決めていた。
ソロで。
本当はソロが大好き。マスもいいんだけど。
やっぱ、バイクは基本ソロが楽しい。そもそも一人で乗るものでしょバイクは。景色、温度、風、音、匂い・・・走っている最中『味』はしないけど(笑)
クルマで移動しているときとは比べ物にならないぐらい刺激を受ける。これが、好きなのかなー。
当日の朝、７時ごろ出発。のんびりと群馬県に向かう。川里を抜けて17号にでる。ここからは延々とまっすぐという・・・。ただ、この道は赤城山や榛名山、水上の雪山（何て名前かわからん）というものが色々見れるので飽きない。あと、多少アップダウンがあったりほどよいコーナーがあったりするので、結構好きな道。上武道路？だっけかな？17号なんだけどある区間からその名前になって、その辺りから山々も近く見えてきて、遠くに来たなって感じることができる。
そんなとても平和なソロツーを満喫していたところ、とある信号で止まった。どうやら進行方向向かって左側から伸びてきている道路との交差点、丁字路のようだ。まあまあクルマ止まってるんだなーなんて、向こうの道のクルマ達を見ていたら。
ならぬ
白い三四連星！！！がっ！！！！
なんで４台も連なって・・・まさか、天気がいいからツーリングでもしてんのか？？
そうこうしているうちに、彼らは私が走っている17号に入ってきた。
４台の編隊飛行ならぬ編隊走行。
追い越し車線を走行している。
私は、彼らのライドがどういう風なのかを間近で見てみたくて、あえて車線を変更し、彼らの左斜め後ろに憑いた。
走行速度は60キロ。制限速度キッチリで走行。一糸乱れぬそのライド。かっこいいの一言。
そんなことをしていたら、右斜め後ろからバカなカムリが強引な追い越しをしてきて、まくってきやがった。このバカたれからは白バイ様が見えなかったのだろう。見えていなければ、たらたら運転しやがってと、イライラするのかもしれない。このバカ、白バイを視認するやいなや、即座にブレーキング。真後ろに私がいたからそこまで急ではなかったが、さっきまでの勢いはどうした？と聞いてみたくなるぐらいおとなしくなってしまった（笑）白バイの方々もこの一部始終には気づいていたようだがお咎めは無し。依然として整然と隊列を組み走行している。このバカカムリのおかげで見通しが悪くなったので、車線を変更して真後ろに憑かせてもらうことに・・・・（笑）急遽、マスツーすることができる( ´艸｀)
４台の白バイはすべてCB1300SBだった。１台だけマフラーの形状が違っており、排気口に仕切り板のようなものがついている。それにしても静かだ。それにくらべてこちらのバイクは・・・。
公道におけるバイク乗りの最高峰の技術を有しているこの方々とこうして一緒に走れるのはすごく貴重な体験で、うれしく思う。なんとかこの人たちの技術を見たい。白バイの方々の技術に少しでも追いつきたい。常々そう思っている。理屈抜きでかっこいいから。
10キロぐらいの道のりだったのだろうか。幻の５台目として隊列に入り込んでの走行。彼ら、停止するときにシフトダウンを絡めたブレーキングを行っていない。静かにシフトを落としているようだ。加速のシフトアップもとてもなめらか。もちろん、フラフラもしない。すごい。
しばらく一緒に走っていた彼らとついにお別れをすることに。
先頭が左ウィンカーを出した。その瞬間、サッと後方確認。スパッと車線変更。
それを彼らは順番に。ブルーインパルスのアクロバット飛行かと思った。
そのまま彼ら減速。側道に入るようだ。名残惜しい気持ちで先頭の白バイに視線を送ると、軽く会釈をしてくださった。私も、会釈を返す。ご安全に。
そんな、心が温まるようなことがあり、目的地永井食堂へ到着。
カウンター席のみのこのお店。ん？空いてるぞ？？ということで、並んでるのかそうじゃないのかわからなかったが、そのまま座ってしまう。奥が調理場、カウンター越しにイケイケなおばちゃんがいて、気合の入った客捌きを行っている(笑)
もつ煮定食(普通盛)をオーダー。
待っていると、ぞくぞくとお客さんが押し寄せてくる。そこで、おばちゃんが・・・
「お客さん！ちょっと持っているのナニ？？それ！！お土産？？？」
なんだだなんだ？客がなんか持ってて怒られてんのか？？いわれた本人、客一同呆気にとられる。
「お土産じゃない！ちょっとそれ、かして！冷蔵しておかないと痛んじゃうから！冷蔵庫に入れておいてあげる！ホラ！！」
客一同、クスクスと。
「食べた後に買わなくちゃ！食べる前に買っちゃダメｗｗｗ」
いい方はさておき、やさしいなと。ちょっと面白いハプニングでした。
ここのもつ煮。うまい。やわらかい。臭みがない。
もつ煮作っているのに、店内もへんな臭みがなく。すげえな。
あっという間に食べ終わってしまい、店をあとにする。
いやあ。うまかったなあ。ほんとうにうまかった。また来たい。
さて、どうしたもんか。このあと。
今日のお話はここまで。
