Wanpaku Magma's Blog

愛車と写真。たまに仕事の事を綴ります。

何ができるのだろう。

このたびはとんでもない事態に陥り、被災された方々へは心よりお見舞い申し上げますと共に、犠牲となってしまわれた方々には心よりご冥福をお祈り申し上げます。
 
ワタシは震災時、普通に会社で仕事をしておりました。
 
いつもどおり。
 
ただ数日前、宮城のほうで大きめの地震があり、なんとなく気になってはいた。
 
ただ、まるで他人事な感覚だった。
 
大阪の仕入先様と電話で話している最中、揺れ始めた。
 
しかしながら、仕事の話をしているせいか、電話を切らずに問い合わせを続けていた。
 
ものすごい揺れだったが、電話は切らなかった。というよりなぜか切れなかった。
 
お客様を保留で待たせていたため、仕入先様に問い合わせた内容をお伝えし、そこでようやく電話を切った。
 
一体、オレはなんなんでしょう?
 
別に、そんなに仕事熱心ではないはず。
 
いつもダリーとか思いつつ、仕事をしているときでさえある。
 
責任感なのかなんなのか。
 
揺れが収まり、と思ったらまた余震・・・
 
しばらくまともな業務なんて出来ない状況。
 
そんななか、お客様から問い合わせの連絡が入る。
 
以前にも書いたように、ワタシの仕事はクルマのアフターパーツ問屋。
 
こんな大地震のあとにクルマのパーツ買いたがるヤツの気が知れないと思っていた。
 
地震が収まり、時間が経てば経つほど被害の大きさが分かってきた。
 
電話も一時不通となるも、繋がりづらいながらお客様からの電話は容赦なく鳴った。
 
本当にこいつら腐ってんな。
 
とか思ってしまった。
 
そのときは、本当に、心底そう思っていた。
 
大変な人が大勢いるなか、なんで今、クルマのパーツなんて欲しがる?気になる??
 
クルマのパーツ探すぐらいなら、被災地行って少しでも何か手伝うべきじゃないかと考えていた。
 
 
 
けど、今日になって、そんなこと考えるべきではないと、分かった。
 
数日経ってやっと分かった。
 
ワタシの仕事。
 
それはお客様が欲しがる、希望するものを円滑にお店に納品すること。
 
被災地では、その道のプロフェッショナルな人たちが、救出活動、復興活動を行っている。
 
そういった仕事を日々こなしている人たちが、その仕事をしている。
 
ワタシの仕事は、卸問屋。
 
その道のプロフェッショナルだ。
 
どんな状況下においても、最高の仕事をしなければならない。
 
いま日本が東日本がおかれている状況。ワタシにとって関係ないわけない。大いに関係ある。
 
ワタシがおかれている状況も、以前とはまったく違う。精神的にも非常に不安定だ。
 
けど、ワタシがおかれている状況は、お客様には一切関係ない。
 
いつも通り、普通に仕事ができる環境ではないが、お客様にはいつもと変わらない対応をしなければならないのだ。
 
こんな大変な時だからこそ、いい意味で普通に仕事をこなさなければならないと思った。
 
何も無かったときのように、仕事をこなすことでそれが微力ながら被災地への手助けの1つになるのではないだろうか。
 
節電、募金。これも手助け。
 
普通に、いつも通り仕事をこなすことも、それも手助けに繋がる。
 
できることをやる。
 
ワタシには何ができるのだろう。と考えた結果。
 
みんな頑張ってるんだ。ワタシも頑張ろう。
 
ワタシは微力かもしれないが、無力ではない。
 
日本のサラリーマンがどれだけ強いか見せてやろう!
 
 
最後に。
これを読んでいることはまず無いだろうが、仙台営業所の皆様、ほんとうに無事でよかった。いまは自分たちのことだけ考えて、会社のことはワタシ達にまかせて。何とかこの状況を乗り切ってください。